【フォロワー8.7万人】"かわいい"に出会える公式Instagram

鈴木慶介 -Keisuke Suzuki-

株式会社unilike 代表

1994年12月2日生まれ。2018年に早稲田大学を卒業。

2017年に学生団体バカレッジ、2019年に株式会社バカレッジ(現:株式会社unilike)を設立

バカレッジ立ち上げのきっかけ

就活している中で頑張っている人が報われていない、頑張っていなくても口が上手い人が勝つ、そんな状況を変えたいと思ってバカレッジを立ち上げました。私は学生時代、英語サークルやNPOでのインターン、YouTubeマネジメント企業でのインターンなど、積極的な活動をしていた大学生でした。幸い、プレゼンやコミュニケーションも得意な方だったので就職活動は大きな苦労もすることもなく、様々な企業から内定をいただきました。しかし、周りには本気で頑張っているのに表現や言語化が得意でないが故に就活が上手くいかない、逆も然りで、特に本気で取り組んでいないのにも関わらず、口の上手さだけで内定を取っていく学生も多くいました。ここに就活市場の一つの負を感じたんです。

また同時に、本気で何かを取り組んでいる人が「意識高い系」として揶揄される現状にも違和感を感じていました。同質化を求める日本人の国民性と片付けてしまえばそれまでですが、頑張っている人がしっかりと評価される、誇りを持って他人と違ったことをしている人が認められてほしい、そんな公平性のある社会を実現したいなと思ったのも一つのきっかけです。

バカレッジを立ち上げてみて

当初はインタビューメディア「バカレッジ」として、何かにバカみたいに突き抜けた学生を紹介することをメインとしていました。今のunigirlsと比べると180度違うコンテンツですね。立ち上げ初期は自分の身の回りの友人に声をかけて取材していました。ただ、ライティングのルールもわからなければwebマーケティングの手法もわからない大学4年生でしたので、トンマナも揃っておらず、PVは全く伸びません。今その記事を見返すと下手くそすぎて笑いが出ます(笑)。

そんな暗中模索状態で曲がりなりにも進めていると、次第にメンバーは増えていき、Twitter上でも話題にしてくれる方が増えてきました。そして、友人の手も借りながら一定の記事数の担保と投稿のサイクルも組めるようになってきました。しかし、メンバーが増えると、それだけマネジメントやケアが必要になります。また、メンバーによってモチベーションに濃淡も生まれ、結果的に記事の質も低下していきました。

当時の定例会議の様子

バカレッジ最大の危機とユニガールズの誕生

人が入ってきては抜ける、そんな状態の中、何かしらの売上は出さなければいけません。なかなか数値が伸びない中、目標を目指して鼓舞するものの、思うようにいきませんでした。このまま続けていても限界は近い、そう思った私は組織の立て直し、つまりはメンバーの整理を決めました。一人ひとりと面談をし、本当にバカレッジで頑張りたいと思ってくれるメンバーだけを残し、それ以外のメンバーは他の課外活動に注力するよう促しました。せっかく興味を持って入ってくれたメンバーにこうした別れを告げるのは当然苦しかったです。でも、今後を考えるとそうするしかありませんでした。

そして、残ったメンバーで新規事業を小さく始めました。それがユニガールズです。instagramやPRに詳しい友人にアドバイスを貰いながら手探りで投稿を始めました。全くいいねがつかない日も何日もありましたが、コツコツと積み上げていくと不思議なものでフォロワーが増えていきました。伸びに合わせてコンセプトもしっかりと考えるフェーズに入っていきます。自分の想いとしてはバカレッジ立ち上げの頃と変わらず、誰かを応援したい、そんな想いがありました。サービスとしてはバカレッジとは全く異なるものですが、学生が学生らしく成長してほしい、そんな想いを込めてユニガールズは「明日の私を好きになる」というコンセプトにしています。振り返ると数々の困難がありましたが、今では5万人以上の方にフォローされるメディアにまで成長しました。ユニガールズを通じて、自分らしさだったり新たな自分を発見する機会を多くの人に与えられていると嬉しいですね。

学生に向けてメッセージ

「小利口になるなバカになれ」といつもメンバーに言っています。萎縮して発言しなかったり、周りの目を気にしたりせず、自分がワクワクすることに遠慮なく飛び込んでほしいと常日頃思っています。バカレッジやユニガールズも小さくまとまらずにまずはやってみる、興味があったから動いてみるという姿勢で生まれたものです。失敗は数え切れないほどありますが、今では大きな学びとなっています。学生生活は本当に一瞬で終わってしまいます。そんな貴重な期間を無駄にしないよう、前向きにアクションしていってほしいです。そして、学生が本気で何事にも挑戦できる環境がユニライクにはあります。ぜひ、組織を使い、踏み台にするくらいの気持ちで応募してもらえると嬉しいです。